令和5年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰状授与式
令和5年11月12日(日)午後1時より、山形市総合福祉センターにおいて、令和5年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式を開催した。今年度は男性141名、女性148名、合計289名の応募があり、27名の受賞者が出席された。
高田専務理事の司会のもと、池野副会長の開会の辞に続き、小関会長より「8020達成者の皆様、歯の長寿賞の受賞、誡におめでとうございます。8020運動とは、80歳で20本以上の歯を残そうという運動で、20本以上の歯があれば何でも噛めるということです。歯の長寿.賞表彰式は平成元年よりスタートし、今年で33回目を迎えました。生涯自分の歯でおいしく食べられるようにという目的で始まりました。始まった当初の達成率は8%でしたが、現在は52%になっています。始まった平成元年の平均寿命は男性76歳、・女性82歳で平均80歳になっていませんでしたが、現在の平均寿命は男性82歳、女性87歳で平均80歳を超えました。平均寿命が延びた理由に医学の進歩が挙げられると思います。歯科では予防の考え方が変わったのだと思われます。自分の歯で良く食べることができると、栄養素が自分の体に取り入れられて、健康が維持できる。医科は治療する医学であり、歯科は体全体を予防する医学である。お口の中の健康を守ることは、体の健康を守ることに直接関係していると思われます。人間の最大の欲望は食欲であると思います。皆様も今後おいしいものを食べて有意義な人生を送っていただきたいと思います。本日は本当におめでとうございます。」との挨拶があった。
続いて佐藤孝弘山形市長(代理伊藤哲雄健康医療部長)より祝辞を頂いた後、続いて岡崎輝明山形農業協同組合代表理事組合長(代理栗原秀行専務)、大山敏弘山形市農業協同組合代表理事組合長(代理佐藤安裕専務)、斎藤淳一山形市市議会議員より祝辞を頂いた。
池野副会長より審査報告として「男性141名、女性148名、計289名の応募がありました。今年度の最優秀賞には矢野敬皢さんが、特別賞は今野賢ーさんが選ばれました。」と報告した。
引き続き表彰に移り、最優秀賞受賞者には小関会長より表彰状・記念品が贈られ、JA山形栗原専務より「つや姫」が贈られた。特別賞受賞者には伊藤健康医療部長より表彰状・記念品が贈られ、 JA山形市佐藤専務より「つや姫」が贈られた。受賞者を代表して、最優秀賞の矢野敬皢さんより「歯の健康を維持するために一日4回歯磨きをしています。歯茎のマッサージや糸ようじを使用して、お口の中を常にきれいにしています。年一回の歯科での定期検診も欠かさず行っています。歯が丈夫だと食事もおいしくいただけます。30回は噛むようにしています。この様に丈夫な歯なのは、生んでくれた両親、毎日おいしい食事を作ってくれる妻、年一回の定期検診で指導してくれる歯科の先生のおかげです。本当にありがとうございました。」と謝辞を述べられた。
工藤理事の誘導のもと、口腔機能の維持増進を目的とした健口体操を出席者全員で行った。
最後に池野副会長の閉会挨拶の後、出席者全員で記念写真を撮影し、無事解散となった。今年も 8020運動・歯の長寿賞に多数ご応募いただきありがとうございました。
(橘英 弘記 記)