平成29年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式

2017.11.19

平成29年11月19日(日)午前10時より、山形市総合福祉センターにおいて、平成29年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式を開催した。今年度は男性160名、女性180名、合計340名の応募があり、117名の受賞者が出席された。

高田専務理事の司会のもと、小関副会長の開会の辞に続き、斎藤会長より「8020達成者の皆様、歯の長寿賞の受賞、誠におめでとうございます。8020運動とは、80歳で20本以上の歯を残そうという運動で、20本以上の歯があれば何でも噛めるということです。歯の長寿賞受賞式は平成2年よりスタートし、今年で28回目を迎えました。当初の達成率は5%でしたが、今年は50%を超えました。当初の計画では、平成34年に50%を超える予定でしたが、5年も早く達成しました。一生自分の歯で食べる為に、8020という具体的な目標数値をあげる事で、計画よりも早く達成できたのではないかと思っております。一昨年よりも多くの応募がありました。健康で元気な方が増えた証拠であります。健康な生活を送るには、食べることが日常生活の根幹をなすものであります。これからも、元気で健やかな生活を送っていただければと思います。本日は本当におめでとうございます。」との挨拶があった。続いて佐藤孝弘山形市長より「本日、歯の長寿賞を受賞されます皆様、誠におめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。日本は高齢化社会が急速に進展しているが、今注目されているのが、健康寿命を延ばすことです。その際に大事なのは、お口の健康です。全ての栄養は口から入って、身体全身に行き渡っていくため、極めて重要になってきます。年々8020に該当する方の数が増えております。市民の方々には、虫歯になってから歯医者に行くのではなく、半年に一回は歯医者に行って、歯をチェックしてもらう事が一般的になればと思います。本日受賞された皆様には、今後ともご自身の歯で健やかに過ごされますよう御祈念いたします。」と祝辞を述べられた。続いて岡崎山形農業協同組合代表理事専務より「20本以上の歯があれば、満足な食生活ができるので、生涯自分の歯で噛んでおいしいものを味わって頂きたい。山形は農畜産物の宝庫であり、安全なものを提供していきたい。素晴らしい歯をお持ちの皆様に、つや姫をご賞味して頂きたい。」と祝辞をいだいた。続いて斉藤淳一山形市市議会議員より「歯の長寿賞表彰式は平成2年より実施され、最初は91名、平成15年は140名受賞され、今年は340名になり、その数は倍になった。この事は、8020運動を通じて、市民の方々に歯の大切さを理解して頂き、歯の健康が全ての健康に繋がることを普及した結果だと思います。山形市は健康医療推進都市を目指しており、8020運動はそれを推進する大きな力になってくれるものだと確信でおります」と祝辞を頂いた。

早川理事より審査報告として「男性160名、女性180名、計340名の応募がありました。今年度の最優秀賞には、男性は高橋忠男さん、女性は倉田陽子さんが、特別賞は最高齢95歳の小出きよのさんが選ばれました。」と報告があった。

引き続き表彰に移り、最優秀賞受賞者には斎藤会長より、特別賞受賞者には佐藤市長より表彰状が贈られ、岡崎山形農業協同組合代表理事専務より記念品の「つや姫」が贈られた。優秀賞受賞者には小関副会長から一人一人に表彰状が贈られた。受賞者を代表して、最優秀賞の高橋忠男さんより「今通っている歯医者の先生に感謝、丈夫な身体に生んでくれた両親に感謝しています。これからも身体も歯も大切にしていきたいと思っています。」と謝辞を述べられた。

坂田理事の誘導のもと、口腔機能の維持増進を目的とした健口体操を出席者全員で行った。アトラクションとして、山形大学地域教育文化学部音楽芸術コースの皆様に「ふるさと」など4曲の合唱を披露して頂いた。

最後に小関副会長の閉会挨拶の後、出席者全員で記念写真を撮影し、無事解散となった。今年も8020運動・歯の長寿賞に多数ご応募いただきありがとうございました。(橘英弘 記)


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