平成14年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式
平成14年11月10日(日)午前10時より山形県歯科医師会館において、平成14年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式が開催された。
逸見専務理事の司会のもと、岩沼副会長の開会に続き、小松会長より「本日はおめでとうございます。平成2年から毎年開催してまいりました歯の長寿賞も今年で13回目を迎えることができました。我が国は世界で類例のない速さで高齢化社会になりましたが、その質においては必ずしも満足できる状態ではございません。いろんな問題を抱えております。いくら長生きしても『健やかに老いる』『健やかに生きる』ということでなければ意味がありません。人生80年の時代を健やかに生きるためには80歳で20本以上の歯が必要です。きちんと咬む事が大事であって、そのことが全身の健康の維持につながるという事です。8020運動が始まったのが平成元年であり、その前の62年の歯科疾患実体調査によると8004でした。平成11年の同調査によると8006で8020達成者は全体の約15%でありました。こういった状態から見ても、今日表賞を受ける皆様はいかに素晴らしいか、誇りに思って歯の大事さを子供さんや、お孫さん達に話して頂きたいと思います。」との挨拶があった。
また、山形市長代理として健康福祉部長佐藤武氏より、ご健康なる受賞者への敬意の言葉と『より一層の健康づくりに留意なされて健やかにおられますよう、心より御祈念申し上げます』との市長からの祝辞が披露された。
受賞者は昨年よりも19名多い、男性49名、女性51名の合計100名で、最優秀賞に男性・柿崎要さん、女性・粕谷繁子さんが選ばれた。
また、福田栄さん、文子さんはご夫婦で受賞なされており、特別賞に選ばれた。最優秀賞の柿崎要さんは残存歯が29本、内23本が健全歯、柏谷繁子さん残存歯28本、内27本が健全歯、お二人とも永久歯の抜歯経験は無いとのことであった。
受賞者のアンケート結果として、長生きの秘訣、健康法では、適度な運動、ウォーキング、社交ダンス、健康セミナーで勉強する、よく歌うなど。食生活で気をつけている事では、腹八分目、塩分を控えめに、30品目の食品を良く噛んで食べるなど。歯の手入れでは、1日数回磨く人が多く、中には1日6回磨く人もおり、歯間ブラシを使う、歯の根元を磨くなど多種多様の結果となり充実した生活を送られていることが報告された。
引き続き表賞に移り、小松会長より受賞者一人一人に表彰状と記念品が贈られ、受賞者を代表して最優秀賞の柿崎さんより丁重な謝辞を頂いた。その後、おなじみとなった笹村昭六さんに“長寿を祝うマジックショー”が行われ、華麗なマジックに大いに盛り上がった。
最後に岩沼副会長が閉会、受賞者全員で記念写真を撮影し、無事解散となった。