平成20年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式
平成20年11月9日(日)午前10時より山形市総合福祉センターにおいて、平成20年度市民歯科保険8020運動・歯の長寿表彰式が開催されました。今年度は、男性82名、女性93名、合計175名の応募があり、70名あまりの受賞者が、出席されました。
斉藤理事の司会のもと、逸見副会長の開会挨拶に続き、小松会長より「本日は、8020達成者の歯の長寿賞受賞おめでとうございます。我が国の平均寿命は世界一で、女性は、85.99歳、男性は、79.19歳です。また、100歳以上の方が3万6千人を超え、80歳以上の方は750万人を超えています。一方で老人性認知症や寝たきりのお年寄りが増えていることは、深刻な社会問題となっています。健康寿命とは、平均寿命から、介護年数を引いたもので、日本人の健康寿命は、74.5歳でこれも世界一です。健康寿命と平均寿命の差を縮めることが健やかな高齢化社会をつくることにつながっていきます。人生80年の時代を健やかに生きるためにはお口の健康は、欠かせません。かむことによって唾液が分泌され癌や老化を防ぎ、かむことが脳の刺激になるともいわれています。20本以上の歯があればたいていのものはかむことができ、自分の歯でかむことが全身の健康の維持、増進につながるという事です。ここに出席のみなさんは、20本以上の健康な歯を持ち、80歳とは思えないほど若々しく健康な方ばかりです。これからも健康で楽しい人生を送って頂きたいと思います。」との挨拶がありました。また、山形市長代理の阿部和信健康福祉部長より、「このたび歯の長寿賞として表彰された175名の皆さんおめでとうございます。ご自身の健康に気を配りながら、毎日の生活において歯を大切にしてきた努力に敬意を表します。人間として食生活は、欠かせないものであり、年齢に関係なく自分自身の歯でかめることができ、食を楽しむことは、すばらしいことです。21世紀わが国は、いままで経験したことの無い高齢化社会ををむかえています。8020が達成できるよう、山形市でも、各年代に応じての歯科保健事業に取り組んでいます。受賞者のみなさんは、より一層の健康増進に努めて、健やかに過ごせられますよう、心より御祈り申し上げます。」との祝辞が披露されました。
峯田理事より審査報告として、「山形市8020運動歯の長寿賞の平成20年度応募総数は男性82名、女性93名の合計175名でした。今年度の最優秀賞には、男性・佐藤清さん、女性・高橋嘉代子さんが選ばれました。佐藤清さんは残存歯が27本で、20本の歯が健全歯です。高橋嘉代子さんは残存歯が27本で、23本が健全歯です。また、一組の夫婦が、同時受賞されました。」と報告されました。
引き続き表彰に移り、小松会長より受賞者一人一人に表彰状と記念品が贈られました。受賞者を代表して最優秀賞の佐藤さんより「私は農家に生まれたので菜っ葉を食べて育ったせいか、小さいころより虫歯は、ありませんでした。朝一杯の水を飲むこと、ラジオ体操、たけふみ、食事は腹八分目、酒は隔日、一万歩歩くこと、歯茎のマッサージをすることが、私の健康法です。本日の受賞に際し、主催の山形市歯科医師会の皆様」および育ててくれた父母に深く感謝しております。」との丁重な謝辞を頂きました。また、齋藤茂吉文化賞受賞者の飛塚英俊様よりも、御礼の言葉を頂きました。
また、アトラクションで弦楽を演奏して頂くキラキラ会のメンバーの父兄としていらしていた齋藤弘山形県知事にもお祝いの言葉を頂きました。
アトラクションとして、キラキラ会に第九交響曲より喜びの歌など3曲を演奏して頂きました。
最後に逸見副会長の閉会挨拶の後、主席者全員で記念写真を撮影し、無事解散となりました。
今年も8020運動歯の長寿賞に多数ご応募いただきありがとうございました。受賞者の皆さんは、80歳を超えているとは思えないほど若々しく健康で、歯と全身の健康との関連性をあらためて実感しました。多くの方が80歳で20本以上の歯を持っているようになりましたが、健康で楽しい人生を送るため、今後も更なる8020運動の普及と発展を目指し、努力していかなければならないと思いました。