平成22年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式

2010.11.14

平成22年11月14日(日)午前10時より山形市総合福祉センターにおいて、平成22年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式が開催されました。

今年度は、男性99名、女性127名、合計226名の応募があり、70名あまりの受賞者が出席されました。

高田専務理事の司会のもと、斎藤副会長の開会の辞に続き逸見会長からは「歯の長寿賞を受賞された皆様、本当におめでとうございます。この「8020運動」は平成元年から当時の厚生省と日本歯科医師会が中心となって進めてきたものです。山形市歯科医師会は平成2年から山形市と協力して、市民歯科保健運動として「8020運動」歯の長寿賞を継続して参りました。今年で21回目を迎え昨年より若干少ない、それでも226名の皆様が「8020」を達成なさいました。健康年齢に歯が関係することは間違いない事実であります。80歳で20本以上の歯を持つ人の割合は21.1%と20年前の3倍に増えました。80歳で20本以上の歯があればしっかり物を噛んで食べられ、楽しく会話ができ、幸せもかみ締めることができ、健康に過ごすことができます。受賞された皆様がこれを機会に健口がどれだけ素晴らしいかを多くの方にお話していただいて、この8020運動を広めていただきたいと思っております。どうぞこれからも健康で楽しい生活を送っていただきたいと思っております。」と挨拶がありました。続いて市川昭男山形市長より、「「歯の長寿賞」を受賞されます皆様、誠におめでとうございます。このたびのご受賞は、皆様が健康に気を配りながら、日々の生活の中で、ご自身の歯を大切にしてこられた成果であり、心からお喜び申し上げますとともに、深く敬意を表するものであります。心身の健康維持の基本は健全な食生活にあり、そのためには、自分自身の歯でしっかり噛むことが欠かせず、いかにして自分の歯を残すかが、重要な課題となっておあります。現在、山形市では「健康づくり21」において、皆様方と同じように、80歳で20本以上の自分の歯を持つ健康な人の割合を平成24年度に40%以上にする目標を掲げており、これにむけて歯科保健向上を通して健康寿命を延ばすための各般の施策鋭意展開しているところであります。受賞者の皆様にはなお一層の健康づくりに留意され、ご自身の歯で健やかにすごされますようご祈念申し上げます。」と祝辞を述べられました。次に今回、記念品として「つや姫」を提供してくださった山形農業協同組合代表理事組合長の長澤豊様より祝辞を頂いた後、審査報告に移りました。

学術地域保険委員会の金谷委員より「平成22年度の応募総数は男性99名、女性127名の合計226名でした。今年度の最優秀賞には、男性・池内康彦さん、女性・高橋フジさんが選ばれました。また、特別賞として、小森李さんが選ばれました。池内さんは残存歯30本のうち健全歯28本、高橋さんは残存歯28本のうち健全歯22本、小森さんは92歳で残存歯27本のうち健全歯は13本でした。健全歯がこれだけ残っているということは大変素晴らしいことであります。また、4組のご夫婦が同時受賞されました。」と報告されました。

引き続き表彰に移り、逸見会長より受賞者一人一人に表彰状と記念品が贈られました。受賞者を代表して池内さんより「数年前までは歯にはまったく関心がなく歯科医院受診をすることがありませんでした。歯がしみたのをきっかけに歯科医院を受診したところ、健口がいかに大事かを先生から説明してもらい、定期的に受診するようになっています。今回のこような賞をいただけるのも先生や衛生士さんのお陰です。ありがとうございました。」と謝辞を頂きました。

次に「口腔ケアを始めましょう」から受賞者の皆さんと一緒に清水理事の指揮のもと鬼頭理事を手本に健口体操を行い、気分をリラックスしてもらった状態で、アトラクションに移りました。今年は山形大学音楽芸術コースの学生の方達に、昔懐かしい歌から最近の曲では「ゲゲゲの女房」主題歌まで30分に亘り合唱して頂きました。口ずさんだり。手拍子をうったり、足でリズムをとったり受賞者の方達の心に響いていたようです。

最後に斎藤副会長の閉会の辞の後、出席者全員で記念撮影をし、無事解散となりました。

今年も8020運動歯の長寿賞に多数ご応募いただきありがとうございました。昨年も今年も200人を超える応募があり、会員の先生の地域歯科医療に対するご理解と努力の成果だと思います。受賞者の方達は、おしゃれを楽しんだり、アトラクションの音楽を楽しんだり。デジカメを撮ったり、若々しい方たちばかりでした。改めて、8020の大切さを感じたところであり。今後も更なる8020運動の普及と発展を目指して努力をしていかなければと思いました。


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