平成24年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式

2012.11.11

80歳以上で20本以上の歯を保つ「8020運動」の推進のため、平成24年11月11日(日)午前10時より山形市総合福祉センターの交流センターで平成24年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式を開催した。

今年度は男性119名、女性117名、合計236名の応募があり、94名と大変多くの受賞者が出席された。

高田専務理事の司会のもと、斎藤副会長の開会の辞に続き逸見会長より「歯の長寿賞を受賞なされた皆様、本当におめでとうございます。この「8020運動」は80歳以上で20本以上の歯を保とうという運動であります。20本以上の歯があればほとんどのものをしっかり噛んで食べられることがわかっています。このためおいしい食事や楽しい会話もでき、毎日の生活を明るく健康に過ごすことができます。またお口の健康は体の健康とも密接に関係しており歯周病などあると糖尿病や心臓病へ悪影響を及ぼし、これに加えお口の機能が衰えていると命にもかかわる誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。皆様はお口の健康の大切さをご存じですので、家族や友人などの周りの方々にお口を健康に保つことが健康寿命を延ばし健やかな生活をつながることを発信していただきたいと思います。どうぞこれからも健康で楽しい生活を送ってください。」との挨拶があった。続いて市川昭男山形市長より「歯の長寿賞を受賞なされた皆様、誠におめでとうございます。山形市では80歳で20本以上の自分の歯を持つ人の割合を国で掲げている目標の2倍の40%以上にすることを目標にしています。平成22年にはその割合が39.9%とほぼ目標を達成しており大変うれしく思っています。また自分が食べたいものを気にせずおいしく食べることは大変な喜びですが、そのためには自分の歯を残すことは大切です。皆様これからも歯を大事にしておいしい物を食べ益々健康にお過ごしください。」と祝辞を述べられた。続いて板垣平治郎山形農業協同組合代表理事組合長、斉藤淳一市議会議員より祝辞をいただいた後審査報告へ移った。

峯田理事より審査報告として「平成24年度の最優秀賞は、矢口喜久男さんと志田美津子さんの2名が、特別賞には本表彰式で永年マジックを御披露いただいた笹村昭六さんが選ばれました。また7組のご夫婦が同時に本賞を受賞されました。」と報告された。

引き続き表彰に移り最優秀賞受賞のお二人には逸見会長より、特別賞受賞者には市川市長より表彰状が贈られ、記念品の「つや姫」を板垣平治郎山形農業協同組合代表理事組合長より贈られた。優秀賞受賞者には逸見会長より一人一人に表彰状が贈られた。受賞者を代表して矢口さんより「本日は歯の長寿賞を頂きまして本当にありがとうございます。主治医にお願いした定期的な口腔清掃が受賞につながりました。これからも自分の歯を大事にし、おいしい物を食べ大好きなゴルフをしていきたい。」と謝辞を述べられた。引き続き大沼理事の誘導のもと、口腔機能の維持増進のための健口体操を出席者全員で行った。アトラクションとしては、山形大学音楽芸術コースの皆さんより「ふるさとの四季メドレー」「真っ赤な太陽」「河の流れのように」を披露していただいた。最後に斎藤副会長の閉会挨拶の後に出席者全員で記念撮影を行い無事解散となった。

今年も8020運動の長寿賞へ多数ご応募いただきありがとうございました。本表彰式は平成2年より山形市と共催で行っており今回で23回目となった。受賞なされた方々は80歳を越えてられるとは思われない程矍鑠とされており、歯と全身の健康との関連をあらためて実感させられ、今後も更なる8020運動の普及、啓発を行っていかなければならないと感じた。(記 大沼智之)


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